みなさんは習慣的に昼寝をしていますか?
昼寝と聞くと、真面目な日本人は仕事をサボるようなニュアンスを感じてしまうかもしれませんが、むしろ昼寝は仕事の生産性を上げる可能性があるのです。今回は昼寝をすることの合理性について、事例も交えて紹介します。
脚光を浴びつつある昼寝
最近は、仮眠スペースを設ける企業が増えている他、お昼過ぎに昼寝タイムを確保する学校も増えてきています。伝統的な価値観を持つサラリーマン方からは反発を受けそうな取り組みですが、果たしてどういった理由で昼寝や仮眠を導入しているのでしょうか。いくつか事例が紹介されている記事を紹介します。
以下の記事では、高校で昼寝の時間を設けたことで、頭がすっきりしたり、午後も集中力続いたという内容が掲載されています。
以下は三菱地所の事例です。パフォーマンス向上を目的として仮眠を推奨しています。
以下の記事では、アメリカの事例を紹介しています。Google、Uber、NIkeなど有名企業が言及されています。
生産性の向上
上記で昼寝の取り組みを行なっている事例を紹介しましたが、導入理由は、主には生産性の向上でした。30分以内の軽い睡眠により、脳がリフレッシュして午後の集中力が上がる他、午前中の学習内容の記憶定着、午後の学習の余力確保など、様々な効果があります。以下の記事もご参照ください。
これらは、著者の体感とも一致します。特に午前中の業務が忙しかった日ほど、できるだけ昼寝の時間を取るようにしています。忙しいと、昼食後ろくに休まずにそのまま午後の業務をしがちですが、著者の経験上、そのやり方だとどうしても昼過ぎから夕方の生産性が低くなります。何とか昼寝の時間を確保することで、むしろ午後からもしっかり働き、生産性を維持することができると感じています。
昼寝を有効活用
様々な効用のある昼寝ですが、脚光を浴びつつあるとはいえ、まだ広く普及しているとは言えない状況です。これは恐らく日本人の気質によるところも大きいはずです。日本人はアウトプットの大きさよりも勤勉に何かに励む姿勢を重視する傾向にあり、昼寝と聞くと生産性よりは怠惰さや根性のなさ、会社に対する献身度の低さと結びついてしまいがちです。特にオフィスで、周りから見える場所で昼寝をすることに抵抗のある人は多いはずです。
しかし、幸か不幸かコロナにより在宅勤務がずいぶん普及しました。在宅勤務中であれば、昼休憩の時間の使い方はとやかく言われない会社も多いのではないでしょうか。まずは、在宅勤務日の昼食後に10〜20分昼寝をしてみることで、昼寝の効果を体感してみてはいかがでしょうか。もしそれが有効だと感じる人が増えて来れば、自ずと昼寝に対する見方も変わってくるような思います。
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