今回はExcelの新関数であるTAKE関数とDROP関数を紹介します。
TAKE関数は、ある配列から任意の連続する行または列を抽出する、DROP関数は反対に、ある配列から任意の連続する行または列を削除する。プログラミング経験者の方々はpythonのilocを思い出してもらうとイメージしやすいかもしれません。
なお、TAKE関数については既に過去の記事で実務で使えそうな例を示していますので、参照ください。
TAKE関数
TAKE関数の使い方は以下の通りです。
=TAKE(array, rows,[columns])
TAKE 関数の構文には、次の引数があります。
配列 行または列を取得する配列。
行 取得する行の数。 負の値は配列の最後から取得します。
columns 取得する列の数。 負の値は配列の最後から取得します
具体的には以下のように使います。以下では、赤枠で囲った配列に対して、rows引数で”3″を指定して、上から3行を抽出しています。
追加して、オプションのcolumns引数に”2″を指定して、列方向にも抽出をします。
これがTAKE関数の使い方です。
DROP関数
DROP関数の使い方は以下の通りです。
=DROP(array, rows,[columns])
DROP 関数の構文には、次の引数があります。
配列 行または列を削除する配列。
行 削除する行の数。 負の値は配列の末尾から削除されます。
columns 除外する列の数。 負の値は配列の末尾から削除されます。
具体的には以下のように使います。以下では、赤枠で囲った配列に対して、rows引数で”3″を指定して、上から3行を削除しています。
追加して、オプションのcolumns引数に”2″を指定して、列方向にも削除をします。
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