【VBA】マクロはPERSONAL.XLSBに保存して汎用的に使う

Excel マクロ(VBA)

過去に、マクロの始め方に関する以下の記事を書きました。

今回はその続きで、業務効率化の為にVBAを記述する時は、PERSONAL.XLSBに保存することでより汎用的に使うことができる、という話をします。

過去のマクロの記事で紹介した通り、VBA(Visual Basic for Applications)は、Microsoftのアプリを動かすことのできるプログラミング言語です。このVBAを”PERSONAL.XLSB”の”標準モジュール”に記述することをお勧めしましたが、今回はその“PERSONAL.XLSB”についてより詳しく紹介します。

スポンサーリンク

PERSONAL.XLSBとは何か

PERSONAL.XLSBといのは、マクロを保存する場所の名前だと思ってください。開発タブ=>Vidual Basicをクリックすると、VBAの編集画面(エディター)に移りますが、そこには以下のように、いくつかの”VBA Project”が存在しています。(ここで複数存在しない場合については、次項を参照して下さい。)

上には”VBA Project (Book1)”とあり、下には”VBA Project(PERSONAL.XLSB)”とあります。

勘の良い方はこの名前で気づくかと思いますが、PERSONAL.XLSBというのは、ユーザーのパーソナルな、つまり個人用のマクロブックなのです。ここに保存したマクロは、ユーザーが同じであるならばいつでも使用することができます

では反対に、上の”VBA Project (Book1)”は何かというと、ここに保存したVBAは”Book1″でしか使えない、という意味だと理解してください。せっかくマクロを組んでも、”VBA Project (Book1)”に保存したマクロは、Book1以外のファイルでは使用できないのです。これでは、汎用性に欠けますよね。

ですから、VBAは、基本的に”VBA Project(PERSONAL.XLSB)”に保存しておくと便利です。PERSONAL.XLSBの中の標準モジュールにマクロを保存することによって、最も汎用性が高い状態を達成できるのです。

スポンサーリンク

PERSONAL.XLSBが表示されない時は

しかし、おそらく皆さんの中には”VBEの画面上でPERSONAL.XLSBが表示されていない!”という方がいると思います。PERSONAL.XLSBは、デフォルトでは表示されていませんので、表示させてあげる必要があります。この方法は前回の記事でも言及していますが、念のため簡単に以下でおさらいします。

最も簡単に表示させる方法は、”マクロの記録“を使うことです。マクロの記録は、開発タブの以下の場所から実行できます。

マクロの実行を押すと、以下のウィンドウが出てきますので、ここで保存先として”個人用マクロブック”(PERSONAL.XLSBのこと)を選択します

OKを押してマクロの記録を開始したら、すぐに”記録終了“をクリックします。その後再びVisual Baiscを開くと、先ほどまで存在していなかったPERSONAL.XLSBが表示されているはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました