【Excel】セルのデータの頭文字を抜き出す

Excel 基本動作

セルのデータのうち、頭尾(左端)や末尾(右端)だけを抜き出したいということはありませんか?

例えば以下の例では、AまたはBから始まる商品番号が並んでいます。

こういったデータを使って、以下の作業をすることを想像してみてください。

  1. Aから始まる商品とBから始まる商品の数を数える
  2. A14で始まる商品の数を数える
А12 
-6656 
А12 
-1987 
0021 
3896 
А 15 
-2098 
302 
-4567 
302-9165 
305-0000

上の例では、データ数が8なので、手で数えれば答えが出ます。

しかしこれが、8万件のデータだったらどうでしょうか?手で数えるわけにはいきません。

ピボットテーブルを使おうにも、データの種類が多すぎます。

しかし、もし商品番号の頭文字だけ、もしくは左から3文字だけを抽出できたらどうでしょうか?

それができれば以下のようなデータ作れ、これをピボットテーブルで集計すれば、冒頭で指定した作業を問題なく行うことができます。

さて、この頭文字を抽出する、もしくは左から3文字だけを抽出するときに有効なのが、LEFT関数です。

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LEFT関数

LEFT関数の基本的な使い方は以下です。

   =LEFT(文字列,文字数)

LEFT関数を使えば、”左端からXX個のデータを抽出する”ことができるようになります。

A12-6656を例にすれば、以下のようになります。

=LEFT(B3,1) ->A

=LEFT(B3,2) ->A1

=LEFT(B3,3) ->A12

=LEFT(B3,4) ->A12-

=LEFT(B3,5) ->A12-6

もしあなたがデータの頭文字を知りたいなら、C3セルに=LEFT(B3,1)と入力し、オートフィルで列の一番下まで数式をコピーすれば、頭文字を抜き出せます。これをピボットテーブルにかければ、どんなにデータ量が多くても、頭文字ごとにデータがいくつあるか、集計することができます。

山 旦 
1 上 っ 」 / 「 Ln 一 / 8 9 
商 品 番 号 
A12-6655 A 
A12-1987 
A14-0021 
A14-3896 
Al 5-2098 
B02-4567 
B02-9155 
B05-0000

左から3文字を抽出したい時も同様です。

また、左ではなく右から抽出したい時は、RIGHT関数を使いましょう。使い方は同じです。

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集計しやすくなる

上で紹介したLEFT関数によって、集計がしやすくなります。

上のデータのデータ数を72個に増やしたものを用意しました。LEFT関数によって頭3文字を取り出したものをピボットテーブルで集計しています。

行 ラ へ ル 
個 数 / 商 品 番 号 
A12 
8 8 9 8 9 2 
A14 
・ A 15 
B02 
B05 
7

これで、例えば”A14″から始まる商品の数は”18個”であるとすぐに集計ができました。

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