文章を入力している時に、入力済の文字が上書きされて困った経験はありませんか?おそらくそれは、Insertキーの仕業です。Insertキーの存在は人をイラッとさせます。何に使うのかもよくわからない上に、間違って押してしまうと面倒なinsertキー。今回は、Insertキーとは何か説明したうえで、著者自身が採用したinsertキーを力技で無効化してストレスを軽減する方法を紹介します。
insertキーとは
パソコン用のキーボードは様々な種類がありますが、insertキーは、Windows用のキーボードのほとんどに存在します。insertキーは文字通り、”挿入”に関するキーです。タイピング時には、挿入モードと上書きモードという2つのモードがあり、insertキーはそれらをスイッチするキーです。
挿入モード
例文を用いて説明します。まずは皆さんに馴染みの深いであろう挿入モードから。”明日は朝の10時にスーパーでバナナの特売があります。”という以下の文章ですが、特売されるのがバナナではなくイチゴだったとしましょう。
ほとんどの方が使用しているであろう挿入モードでの操作としては、”バナナ”を後ろからバックスペースキーで削除するか、前からdeleteキーで削除して、新たに”イチゴ”と入力すると思います。
このように、文章の間に入力した文字を挿入するのが”挿入モード“です。ほとんどの方がこのモードに慣れているため、後述する上書きモードを誤って使用した際に混乱が生じやすいです。
上書きモード
上書きモードというのは文字通り、文章の間に文字を挿入するのではなく、選択されている箇所から入力した文字数分を上書きしているモードです。今回の例では、”バナナ”を削除する手間を省くことができます。以下が上書きモードで”バナナ”を”イチゴ”に修正する作業ですが、”イチゴ”の部分の表示が挿入モードよりもやや下に小さめに表示されていることで、挿入モードが作動していることがわかります。
insertキーはいつ使われるか
insertキーは、上述の挿入モードと上書きモードをスイッチするためのキーです。挿入モードと上書きモードにはそれぞれ別のメリットがありますので、2つのモードを使い分けている人にとってinsertキーは重要なキーです。
しかし、2つのモードを使い分けている人が実際にどれだけいるでしょうか?ほとんどの人は挿入モードしか使っていないと思います。実際、insertキーが最も使われるケースは”押し間違い”、次に使われるケースは”押し間違えた後の再度のモード切替”だとさえ言われます。
ほとんどの人にとってinsertキーは、意味がないだけでなく、むしろあるだけ不便なキーだと言うことができます。
insertキーの無効化
不便なinsertキーに関して、著者のオススメは、キーを無効化することです。インターネット上で調べてもらえばソフト制御で無効化する方法が出てきますが、難しく感じる人も多いと思います。
そこで、いっそのことキーを外してしまうのはどうでしょう?
著者はinsertキーを画像のように取り除いて数年使っていますが、非常に快適です。ブラインドタッチ中の押し間違えもなくなりました。どうしてもキーを押す必要が出てきた場合には、中心の支柱部分を指で押すこともできます。
少しラディカルですが、insertキーでイライラしている人は、是非この方法でストレスを解消してください。
コメント