今回はExcelのVBAで行の削除、列の削除、範囲の削除をする方法を解説します。今回は以下の表を使って、説明します。
Deleteメソッド
Deleteメソッドはある範囲を削除するメソッドです。使い方も単純で、例えばD列を削除するとしたら以下のコードで実現可能です。
Columns(4).Delete
メソッドとは何か
メソッド(Method)は英語の意味としては”方法”という意味ですが、VBAではオブジェクト(セル・行・列・シート等)に対する”命令”という意味です。VBAでよく出てくる命令の例としては、”追加せよ”、”削除せよ”、”コピーせよ”、”保存せよ”などがあります。
行の削除 / 列の削除 / 範囲の削除
では上述のDeleteメソッドを使って行の削除、列の削除、範囲の削除を実行します。
行の削除
4行目を削除するコードは以下の通りです。
Rows(4).Delete
実行結果は以下の通りです。
列の削除
D列を削除するコードは以下の通りです。
Columns(4).Delete
実行結果は以下の通りです。
範囲の削除
範囲の削除の場合には、左方向(列方向)に詰めるか上方向(行方向)に詰めるかを以下のように指定できます。D2:E3を削除するコードは以下の通りです。
左に詰める
Range(Cells(2,4), Cells(3,5)).Delete(xlShiftToLeft)
実行結果は以下の通りです。
上に詰める
Range(Cells(2,4), Cells(3,5)).Delete(xlShiftUp)
実行結果は以下の通りです。
データの削除
以上、Deleteメソッドを使って行の削除、列の削除、範囲の削除を実行する方法を解説しました。なお、セルのデータのみを削除したい場合はClearメソッドを使用します。詳細は以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。
コメント