Excelのデータテーブルを操作している時に、名前や記号の数を数えたいというケースがあると思います。そういったケースで便利なのが、COUNTIF関数です。今回はCOUNTIF関数について説明します。
今回は以下のリストを使用します。
![2017 年 -2020 年 受 注 明 細
2940
270
1680
2017 B -10 田 中
500
2017 S -11 田 中
2940
2017 C -12 田 中
720
2018 B -13 田 中
500
2018 B -14 田 中
1000
2018 C -15 田 中
270
2018 S -16 田 中
1680
2018 C -17 田 中
900
2018 S -18 田 中
1260
2018 B -19 田 中
1000
2018 S -20 田 中
840
2018 C -21 鈴 木
630
2019 B -22 鈴 木
2000
2019 B -23 鈴 木
500
2019 C -24 鈴 木
360
2019 S -25 鈴 木
4200
2019 C -26 鈴 木
180
2019 S -27 鈴 木
420
2019 B -28 鈴 木
1000
2020 S -29 鈴 木
2100
2020 C -30 鈴 木
270
2020 B -31 鈴 木
3750](https://chefyushima.com/wp-content/uploads/2021/01/image-17.png)
COUNTIF関数がなかったら?
上のリストのB列に”バナナ”がいくつ含まれているかを数えるような操作を想像してください。もしCOUNTIF関数を知らなったら、恐らく以下のような作業をするのではないでしょうか。
![2017 年 -2020 年 受 注 明 細
1 一 フ 一 「 0 ー 「 / 8
商 品 名 受 注 年 一 受 注 番 号
担 当 者
販 売 数 量
販 売 価 格 ( 単 価 ) 販 売 価 格 ( 合 価 )
ノ け ナ
山 田
2017 B- 1
250
500
2017 B-4
山 田
250
1250
ノ け ナ
山 田
2017 B-5
250
750
ノ け ナ
田 中
「 0 【 O - フ , 5 = 【 0 1- 4 ・ - 5 ) 「 / 8 沖
2017 B ー 10
250
500
ノ け ナ
田 中
2018 B ー 13
250
500
ノ け ナ
2018 B -14
田 中
250
1000
ノ け ナ
田 中
2018 B -19
250
1000
ノ け ナ
鈴 木
2019 B ー 22
250
2000
ノ け ナ
鈴 木
2019 B ー 23
250
500
鈴 木
2019 B ー 28
250
1000
鈴 木
2020 B -31
250
3750](https://chefyushima.com/wp-content/uploads/2021/01/image-18.png)
すなわち、リストにフィルターを設置して、”バナナ”だけを表示、表示された”バナナ”を選択し、右下のデータの数”11″を見て確認するという方法です。
勿論この方法でも確認はできますが、では同時に”いちご”と”チョコレート”の数も見たいとか、リストの行数が増えてもリアルタイムに見たいとなったら、この方法では不便です。
そこで活躍するのが、COUNTIF関数です。
COUNTIF関数の使い方
COUNTIF関数の使い方は以下の通りです。
COUNTIF(範囲,検索条件)
今回で言えば、リスト上のB列の中に”バナナ”がいくつ含まれるかを調べたいので、以下のような式になります。
- =COUNTIF(B4:B34,”バナナ”)
結果として、以下の通り、手作業で数えたときと同じく”11″という結果が返ってきました。
![=COUNTIF(B4: B34 ′ " バ ナ ナ "
2017 年 -2020 年 受 注 明 細
商 品 名
受 注 年 受 注 番 号 , 担 当 者
販 売 数 量
販 売 価 格 ( 単 価 ) , 販 売 価 格 ( 合 価 )
い ち ご
鈴 木
2019 S -27
420
420
0 一 1 2 一 3 一 4 一 5 一 6 一 7 一 8 9
バ ナ ナ
鈴 木
2019 B -28
250
1000
い ち ご
鈴 木
2020 S -29
420
2100
チ ョ コ レ ー ト
鈴 木
2020 C -30
90
270
バ ナ ナ
鈴 木
2020 B -31
250
3750
11](https://chefyushima.com/wp-content/uploads/2021/01/image-19.png)
複数条件の時はCOUNTIFS
今度は、検索条件が複数の時を想定してみましょう。例えば、”田中”さんが販売した”バナナ”を数えたいとしましょう。こういった複数条件の時は、COUNTIFS関数を使用します。使い方は以下の通りです。
COUNTIFS(範囲1,検索条件1,範囲2,検索条件2,範囲3,検索条件3,範囲4,検索条件4…)
条件は好きなだけ設定できますので、必要数設定したら”)”で区切って関数を完成させます。今回のケースで行けば、以下の通りになります。
- =COUNTIFS(B4:B34,”バナナ”,E4:E34,”田中”)
結果としては、以下の通り”4″が返ってきます。
![= COUNTIFS ( B4 : B34 ′ " パ ナ ナ " ′ E4 : E34 ′ " 田 中 ・ )
2017 年 -2020 年 受 注 明 細
商 品 名
バ ナ ナ
い ち ご
チ ョ コ レ ー ト
バ ナ ナ
受 注 年
販 売 数 量
2019 B -28
2020 S -29
2020 C -30
2020 B -31
受 注 番 号 , 担 当 者
鈴 木
鈴 木
鈴 木
鈴 木
販 売 価 格 ( 単 価 ) , 販 売 価 格 ( 合 価 )
250
1000
420
2100
90
270
250
3750
4](https://chefyushima.com/wp-content/uploads/2021/01/image-20.png)
COUNTIF関数の活用方法
以上見てきたように、特定の名前や記号の数を数えたいケースでCOUNTIF関数は活躍します。この関数は上記のように、企業の業績データで特定の文字列を数えたい時に使えるほか、会議や飲み会の出席者を管理するのにも活用できます。
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