【IT】データベースとは何か

IT

今回は、データベースとは何か、について解説します。前回、データとは何かについて解説していますので、過去の記事は以下を参照ください。

https://chefyushima.com/it_data/3792/(
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データベースとは何か

データベースは、様々なデータを効率的に管理するためのシステムです。管理というのは具体的には、データを正確に保存し、効率的に検索、更新、削除する機能を提供するということです。

データベースは、関連性のあるデータを論理的に結びつけることで、データを意味のある形で整理します。例えば、顧客情報や在庫データなどのビジネスデータ、医療記録や学生の成績データなどの個人情報、ウェブサイトのコンテンツやブログ記事などのコンテンツデータなど、さまざまな種類のデータを管理することができます。

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データベースの必要性とデータ独立

なぜデータベースが必要なのでしょうか。データベースがなければ、データの保存はCDやDVDなどファイルシステムや手動での記録などの方法で行われます。これが非効率性で管理が煩雑であることは容易に想像できると思います。

ここで重要なのが、データ独立という概念です。データベースは、データ独立を実現する方法です。データ独立とは、データが特定のシステムやアプリケーションやに依存せず、独自の形式で保存・管理されることを指します。つまり、システムの中でデータを保存するのではなく、複数のシステムのデータを、それらのシステムとは別の場所(=データベース)に纏めて保存することで、データの利便性を高めているのです。

データベースの種類

データベースにはさまざまな種類があります。主なタイプには、リレーショナルデータベース(RDBMS)、オブジェクト指向データベース(OODBMS)、ドキュメント指向データベース(NoSQL)、列指向データベース(Columnar Database)などがあります。今後、詳細記事を掲載しますので、お待ちください。

データベースの歴史

最後に、データベースの歴史を簡単に紹介します。

データと情報の歴史については前回記事で紹介していますが、ではデータベースはどうでしょうか。電子計算機の登場が20世紀初頭、第二次世界大戦後にはデータ処理の基本的な手法やシステムが確立されます。

1960年代には、最初のデータベース管理システム(DBMS)が登場しました。IBMが開発したIMS(Information Management System)がその代表例です。IMSは階層型データベース管理システムでしたが、1970年代になると関係データベース(RDB)モデルも登場しました。これにより、データベースの柔軟性と効率性が向上しました。DBMSやRDBについては今後詳細記事を掲載しますので、お待ちください。

1980年代になるとRDBを前提としたDBMSが普及し、それを扱う言語としてSQLが広く使われるようになり、DBMSとしてOracle、Microsoft SQL Server、IBM Db2などが登場し、企業や組織でのデータ管理が効率化されました。

2000年代以降現在にかけて、インターネットの普及とデータ量の爆発的増化がにより、ビッグデータやデータウェアハウスなどの概念が台頭するとともに、NoSQLデータベースや分散データベースなども登場し、様々なデータ管理のニーズに対応するようになりました。そして現代では、クラウドベースのデータベース管理システムやデータ分析ツールが多数存在し、データの収集、保存、処理、分析がより効率的に行われています。

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